仕事もプライベートもうまくいく言葉の使い方

「健康になりたい」ではなく、「私は今健康である」という認識を持つ

 

→脳は言葉をそのまま受け止めます。「健康になりたい」と言い続けている限り、脳は「健康になりたい状態をキープしたい」のだと解釈してしまいます。セルフイメージで、「健康」を今の状態にしていくことが大切です。

 

→自分の中で自分の理想像を明確にイメージします。一日の最後に自分を振り返り、理想に近い自分の行動があれば「よし、私は完璧、うまくいっている!」と呟くことで、脳が理想像に向けてフルに動くようになります。

 

 

マイナスの言葉を使わないで、言い換える

 

脳は、全ての言葉において、誰に対して向けられた言葉であっても、自分に対する言葉であると認識してしまいます。

「グチ」を言うことで気晴らしになることもありますが、自分が楽に生きるためには、まず「焦点」をずらし、悪循環の思考から離れることが大切になります。

 

→「疲れた」を口癖にすると、体が「疲れた」と言うために更に疲れます。姿勢も悪くなり、思考もネガティブになります。「頑張った自分にありがとう!」と言い換えることで、体が喜び、疲れにくい体になることが出来ます。

 

 

自分で「選択して」行動する

 

義務で行動することは、自分自身を苦しめてしまい、長くは続きません。「自分がやりたいからやる。」という内発的な動機を持つことで、毎日楽しく行動することが出来ます。

しかし、現実には「仕事に行かなければならない。」「料理をしなければならない。」という場面はたくさんあります。

その時に、「自分は仕事に行くことでお金を得ることができるから、自分は仕事に行くことを選択するお金を得たら家族とキャンプに行って楽しむ。」「料理を自分ですることで、スキルが上がり、美味しいものを家族に食べてもらって喜んでもらうから、私は料理をすることを選択する。」と、未来の自分を想像し、「〜を選択する」という言葉を使うことで、外発的な動機を内発的な動機に変えることが出来ます。

 

固定観念を手放し、ジャッジしないことで、自分も相手も楽になり、対人関係がスムーズになります。ジャッジしてしまうときは、まずはその感情を否定せずに受け入れて、その原因を探すのも良いかもしれません。本当に相手が自分の価値観に合わないときは、無理をせず離れることも一つです。

 

 

○○であるために、行動する

 

「病気になりたくないから、食生活を気をつける。」など、何かを避けるための行動は動機がネガティブであるため、途中でうまくいかなくなることがあります。無意識下で自分のことを脅かしているので、疲れてしまうのです。

 

「私は、介護の仕事を続けて利用者さんに良いケアをし続けたい。そのために健康であり続ける必要があるから、食生活を気をつける。」など、理想の自分を具体的に想像し、そうあるために行動するとうまくいきます。

 

脳は割と単純なのです。言葉を使って脳の動きをコントロールすることで、なりたい自分に最速で近づくことが出来ます。

 

 

安易な先入観や思い込みで言葉を発しない

 

例えば、誰かに対して「あなたは肝心な時にいつもお腹が痛くなるんだね。」などと、軽々しく口にしますと、それまでは偶然起こっていたその事実が、必然的に起こるようになります。潜在意識の中に「肝心な時にはお腹が痛くなる。」とインプットされてしまうからです。

 

また、親が子供に「お兄ちゃんと比べると成績が悪いよね。」などと安易に言葉にして伝えてしまうと、「お兄ちゃんよりも悪い成績をとる。」自分でい続ける必要性が出てくるので、うまく勉強できなくなることがあります。

 

相手の可能性を信じて、「あなたは肝心な時に、本領発揮できる人だ。」「あなたは数学ができるのだから、しっかり勉強すれば国語もできるのよ。」など、良い思い込みに繋げることで、脳と体が無意識に動き始めるようになります。

 

 

自分を変えるのではなく、自分の行動を変える

 

今の自分を変えたいと思った時に、「今の自分を否定しない」ようにすることが大切です。目的に向かう途中で苦しくなってしまうことがあるからです。

あなたはそのままで素晴らしいのです。さらに素敵になるのであれば、行動を変えることを意識していきましょう。