まずは自分って、自己中な考え方ですか?
自分が辛い経験をして、
誰かを救いたいと考えて
介護・福祉・カウンセリング・マッサージなどの仕事につく人が多いです。
心優しい「ご奉仕」の精神を持つ方には
自分のことを後回しにして
他人のことを考えて行動してしまう習性があります。
自分に価値がないと思っており、
自分の価値は人のために尽くすことで
作られると考えてしまうのでしょうか。
自分は満たされてはいけないと
考えてしまっているのでしょうか。
私の言う
「まずは自分を満たす」
は、
自分の土台がしっかりしていなかったら、
救いたいと思っている相手と共倒れになってしまったり、
本当の意味で必要な支援を行えているのかが分からなくなったりするから、
「先に自分でしょ。」
という意味なのです。
決して、
相手より自分を優先することは、
悪いことではありません。
自分のことは自分で守ることにより、
他者の心配を減らすことにもつながります。
誰も自分のことなんか心配していないと
思っていませんか?
自分は心配されるような人間ではないと思っていませんか?
あなたが周りを心配して救いたいと思うように
周りの人もあなたに対してそう考えているのです。
だから、まずは自分。
ところで、
「托鉢」
をご存知ですか?
昔は修行僧が、
あえて貧しい家を回って
食べ物を鉢に入れてもらっていたのです。
なぜ、
あえて貧しい家を回ったのか
ご存知ですか?
今世で貧しいのは、
過去生の自分やご先祖さまが
「悪業」
を積んだからです。
誰かに「喜捨」することで、
「業」を払うことが出来ます。
誰かにとって良い行いをすることが
自分の「業」を払うことになるということは
自分の「業」を払うために、
自分は苦しくても差し出すということ。
これは、
「自分を満たすために」
行っている修行でもあります。
やはり
「まずは自分」
なのです。
自分の業が消えて豊かになったら、
今度は自分からもっともっと周りに
与えることが出来ます。
誰かを救いたくて
自分を省みずに行動するあなたは
十分に「喜捨」の心を持っています。
それが「自分のため」であることを自覚し、
更に多くの人を救うために
更に自分を満たすことを意識していきませんか?