食事の法則

【食事の法則】

 

・発酵食品を摂る。(熟成味噌・漬物など)

・一つの生命体を丸ごと頂く→玄米・野菜や果物の皮、葉、根も食べる。(無農薬のもの。)

・旬のものを食べる。

・その土地のものを食べる。

・良い調味料を使う。

・よく噛んで食べる。

・体を冷やさないように摂取する。

・頭ではなく、体が求めているものを摂取する。

・食べたくないときは無理に食べない。

・食材ごとにデトックスを意識して食べる。

・食べすぎたと思ったら、16時間以上食事の間隔をあけてデトックス。

・ミネラルを積極的に摂る。

・「いただきます」「ごちそうさま」を口に出す。

・五感をフルに使って楽しく食べる。

・中庸を意識して食べる→詳しくは他の講座でご説明させて頂きます。

 

発酵食品を摂る

 

発酵食品は、腸を整える働きがあります。酵素をたくさん摂ることができるので、代謝が上がります。免疫力が上がります。自律神経が整う効果もあります。積極的に摂取していきたいものです。

味噌の原料となる大豆は、そのまま食べると体を冷やしますが、1年以上発酵させることで体を冷やさなくなります。

一つの生命体を丸ごと頂く

 

野菜や果物であれば、皮・根・葉などを全て調理して頂きます。皮には農薬が付いていることがありますので、自然栽培のものを選ぶのがポイントです。お米であれば玄米(3分つき米)を、小麦粉であれば、全粒子を使用します。魚であれば、えびや小魚です。

丸ごと頂くことで、生命活動に必要な全ての栄養素を摂取することが出来ます。

 

 

旬のものを食べる

 

自然な食事をするということです。自然と人間は、互いに調和し合って生きています。ビニールハウスや農薬を使用して、季節とは違う時期に出荷される野菜・果物は不自然です。日本には春夏秋冬があり、人間の体には自然に合わせたリズムがあります。夏は暑いため、体を冷やす作用のあるナスやキュウリが旬なのです。冬は寒いため、体を冷やさない大根や人参が旬なのです。(出来るだけ火を通して食べます。)

 

 

その土地のものを食べる

 

古来から、その土地で暮らしてきた住民は、その土地の風土や食文化に合わせて体が作られています。現代は、様々な土地の食糧が簡単に手に入りますが、それを日常的に食べるのではなく、あくまで時折嗜好品として楽しむスタンスが良いでしょう。

 

 

良い調味料を使う

 

より自然に近い調味料を使うだけでも、体が自然に触れて喜びます。味噌や醤油は、発酵させればさせるほど、体に馴染みやすくなります。酵素が増えて代謝しやすい体になります。

よく噛んで食べる

 

よく噛むことで、口の周りの筋肉を鍛え、鼻呼吸しやすくなります。よく噛むことで、食べ物の消化吸収が良くなります。よく噛むことで、満腹中枢を刺激し、ダラダラ食いや暴飲暴食を防ぎます。よく噛むことで、副交感神経の働きを上げることが出来ます。

 

 

体を冷やさないように摂取する

 

冷えは万病のもとです。アトピーなどのアレルギーの大きな原因は冷えから来ています。生理痛も冷えから来ます。冷たい飲み物は避けて常温でいただきましょう。また、体を冷やさないように、野菜や豆腐には火を通して頂くようにします。

(生姜は一見、体を温める作用がありますが、実は体を冷やす食材です。)

 

頭ではなく、体が求めているものを摂取する

 

脳は割と単純です。焼肉やラーメンの匂いで「私は焼肉・ラーメンが食べたい。」と思ってしまいます。そのような外的要因ではなく、本当に体が欲するものを食べることが大切です。例えば、仕事中に無性に塩辛いものを食べたくなる時は、体が塩分を欲しているということです。

食べたくないときは無理に食べない

 

食べ物を消化する過程で、内臓が大活躍をします。必要以上に食べると、内臓に負荷がかかり「ちょっと休ませて。」というサインから、食欲がなくなったり、お腹が少し痛くなったりします。そういう時は、食べなくても大丈夫です。内臓を休ませて、元気になってから食事を再開しましょう。

食材ごとにデトックスを意識して食べる

 

お肉を食べたら、玉ねぎ・ニンニク・椎茸などを食べてデトックス。魚を食べたら、大根おろしを食べてデトックス。お肉や魚は人間にとって異種タンパク質。代謝する酵素がなかったり、少なかったりするのです。頂くのであれば少量にし、デトックス食材を一緒に摂りましょう。魚の刺身を食べる時に出てくる、付け合わせの大根のツマは捨てないで下さいね。(「若杉友子の毒消し料理」の内容がオススメです。)

食べすぎたと思ったら、16時間以上食事の間隔をあけてデトックス

 

もしも、勢いでたくさん食べてしまったら、少し内臓を休めましょう。その間に代謝を進めていきます。16時間以上、食事の間隔をあけることで、細胞のオートファジーという機能が働き始めます。自食作用とも言われています。オートファジーは、古い細胞を新しく生まれ変わらせる働きで、飢餓状態で活性化します。疲れ知らずになる効果もあります。もちろん、ダイエット効果も。

 

 

ミネラルを積極的に摂る

 

全ての病気はミネラル不足から発生するといっている医師もいます。サプリのミネラルは鉱物性であり、過剰摂取するとミネラル過剰症という深刻な病気になります。自然食品から摂ることがベストです。

化学塩ではなく、天然塩を。精製された白砂糖ではなく、黒砂糖を。海藻をたくさん、自然の野菜をたくさん摂取していきます。(出来れば自然栽培の野菜を)

 

 

「いただきます」「ごちそうさま」を口に出す

 

食事のオンオフをはっきり体に伝えてダラダラ食いを避け、消化酵素を効果的に分泌させる効果があります。食べた命、自然に感謝することにつながります。食べることで体に命・自然界のエネルギーを取り入れ、「あとは体さん、よろしくね。」と体に話しかけて、自分の体と命・自然界を融合させます。

Plus1 薬やサプリにはなるべく頼らないで生活していきたいもの

 

→「薬」には様々な副作用があり、体に無理をさせる場合が多いです。また、薬で症状を抑えてしまうと、心と体の「本当のメッセージ」に気づくことが出来ません。症状が出るということは、生き方に無理が生じているということです。自分の生き方を見直すチャンスですので、感謝して自分に向き合っていきましょう。

 

→「薬」は、体の免疫力や自己治癒力を低下させる作用もあります。私は、薬を一粒も飲まなくなってから免疫力が上がり、全く風邪をひかなくなりました。

(薬や西洋医学そのものを否定しているわけではありません。薬や医療に依存せず、自分の力を信じて適切に付き合っていくことが大切なのです。)

 

→サプリで必要な栄養素を補うという考え方も最もらしく浸透しており、否定はしませんが、サプリを選ぶときは「より自然に近いもの」を意識していきましょう。

 

→石鹸や消毒薬もできるだけ避けましょう。何故ならば、石鹸や消毒薬は、殺菌作用が強すぎるので、皮膚の常在菌も殺してしまうからです。手荒れの原因にもなります。

介護職の場合、仕事中は使用が義務となっているところが多いです。家では流水の手洗いや、気になるのであれば塩や、殺菌作用のある天然のアロマオイルを使用することを推奨します。

Plus1 調理器具も自然なものに

 

電子レンジやIH機器、テフロン加工の鍋といった、不自然な調理器具の使用を控え、土鍋や鉄鍋といった、より自然な調理器具を使用することを推奨します。自然な器具で調理を行うと、食材の味が引き立つことに加え、食べた時により効率的に栄養素を摂取することが出来るのです。

より自然な素材を使うことで、自然が自分をサポートしてくれます。

 

 

 

Plus1 「この食べ物を選ぶと元氣になる」と言う意識で

 

私は食生活を変え始めた最初の頃「○○を食べたら健康を害する。」という思考になっていました。最初の頃はいいのですが、続けていく内に自分を傷つけていくようになりました。何故なら、「避ける」というのは自己防御思考で、常に交感神経を優位にして自分や周りと戦ってしまっていたからです。

また、「あれはダメ、これはダメ。」と、ネガティブな言葉を発していたため、脳が「ダメ」を自分に言われているように錯覚し、知らない間に自分を傷つけていました。

あくまで私たちは健康という理想の自分であるために、自然に近い本当の自分に合う食べ物を選択している。そういう意識で食事をしていきたいものです。

 

 

Plus1 デトックスできる体作りを

 

体に有害物質を入れないことも、確かに大切なことですが、完全に有害物質から逃れて生きることが難しい世の中になっています。放射能・排気ガス・タバコの煙・農薬などなどなど。ここで重要なのは、「有害物質を体に入れないために神経質」になるのではなく、「有害物質が体に入っても代謝・解毒できる体つくり」をすることです。自然の物を選ぶことは大変良いことです。自然や自然な物に触れている方が、不自然な物に触れているよりも日常生活の多くを締めれば、自ずから代謝・解毒しやすい体になっていますので、安心してください。それだけ、自然が私たちの生命活動ををサポートする力は大きいのです。

 

 

 

 

Plus1 ストレスを溜めない生活を

 

食べた食材を代謝するためには「酵素」が必要です。酵素は熱とストレスに弱いです。ストレスにより、酵素活性は半減し、代謝が悪くなります。